都市部では情報過多、地方は情報が不足・・・

片野 佐保 片野 佐保
投稿日:2013年10月15日

先日、市立四日市病院で乳房再建手術を手がける武石明精医師にインタビューさせていただきました。武石先生はわが国の高名なマイクロサージャン(顕微外科医)であり、乳房再建手術ではパイオニア世代のおひとり。
乳がんの罹患率が高まり、乳房再建手術を受ける患者さんが増えるなかで、多くの形成外科医がより安全かつ整容性に優れた高水準の手術を手がけられるように、革新的な手術方法の開発と普及にも努めておられます。

ただ、乳房再建手術への社会的認知が進む一方で、都市部では情報過多、逆に地方では情報不足による誤解や混乱が患者さんたちの間に広がっていることに懸念を感じるとおっしゃいます。誤った認識や思い込みをときほぐし、一から説明しなおして正しい理解に導くのに初診で1時間かかることも稀ではないそうです。
特に、手術を手がける医療機関が集中する大都市部は、手術経験者やメディアから得られる情報も多く、「かえって患者さんは情報をうまく整理したり、咀嚼したりすることができなくなっている」とのご指摘。なかには「きれいに再建するにはどんな乳がん手術を受ければいいか?」と尋ねてくる患者さんもいるそうで、「患者さんが再建ありきの発想に陥ることのないように、正確な情報の提供はますます重要度を増している」と話してくださいました。

乳房再建手術に関する情報を、必要とする方々に適切に提供していくことは、私たちE-BeCの最も重要なミッションだと考えています。インプラントによる乳房再建手術の保険適用開始を契機に、再建手術のことを知る人々も増えていますが、武石医師のお話をうかがい、いたずらに乳房再建熱を煽るような情報提供となってしまわないよう、現在の乳房再建手術をめぐるさまざまな状況に配慮していかなくてはとの思いを強くした次第です。

インタビューの内容は、近いうちにE-BeCサイト「乳房再建手術最前線」でご紹介します。

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