「乳房再建手術」Q&A

抗がん剤治療中の再建は避けたほうがよいでしょうか。ホルモン治療を受けている場合はどうでしょうか。

◆抗がん剤治療を始めると白血球の数が減り、傷が治りにくくなったり、感染症を起こしたりするリスクが高まります。この時期は、できれば手術は行わないほうがよいと思いますが、当院の患者さんの40%は抗がん剤治療と並行して乳房再建を行っており、方法次第では決して再建できないというわけではありません。
同じ理由でエキスパンダーへの注水も避けた方がよいのですが、抗がん剤の投与が1クール終わった直後と、次の投与が始まる直前は白血球数は低下していませんから、当院ではこの時期に注水を行います。(岩平医師)

◆抗がん剤による副作用のあらわれ方は人によって違い、治療を始めてみないとわからないことも多いので、「再建手術ありき」で考えるのではなく、まずは抗がん剤治療を無事に終えることを優先したほうがよいと思います。
一次再建の場合は、再建手術後に抗がん剤治療が行われる場合もありますが、再建をしたことが抗がん剤治療に悪影響を及ぼすことはありません。ただし自家組織による一次再建に関しては、腹部や背部などの傷が、抗がん剤のせいで治りにくくなったり感染症を起こしたりすることもあり得ますので、これらの傷が癒えるまで抗がん剤治療の開始が先延ばしになる懸念はあります。こうした問題を除けば、乳房再建と抗がん剤治療が相互に悪影響を及ぼしあうことはないと考えます。
ホルモン治療についても、再建手術そのものへの影響はありません。ただしホルモンの影響で、再建していない側の乳房の大きさが変わったり、体型に変化が生じたりすることがあります。この場合は必要に応じて再建した胸を修正して左右のバランスを整えることも可能です。(三鍋医師)

◆乳房再建手術を受ける患者さんたちの多くは、抗がん剤やホルモン治療中です。
抗がん剤治療中は、白血球の減少などで傷が治りにくい、感染症を起こしやすいといったリスクがあるだけでなく、副作用による精神的な負担が大きくなりがちで「再建どころではない」という心理状態に陥る場合もあるため、私は抗がん剤治療がすべて終わっていることを再建手術の前提としています。またホルモン療法は通常5年間行われますが、その間はホルモンの影響で体型や胸の形が変わりやすいため、治療中に再建手術を受ける方には体型を維持するよう指導しています。(佐武医師)

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このサイトは、医療に関するコンテンツを掲載しています。乳がんや乳房再建手術に関する各種情報や患者さん・医療関係者の談話なども含まれていますが、その内容がすべての方にあてはまるというわけではありません。治療や手術の方針・方法などについては、主治医と十分に相談をしてください。

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