「乳房再建手術」Q&A

乳房温存手術の後、放射線治療を受けたところ、放射線の影響で皮膚が固く薄くなっているので再建は難しいといわれました。

◆インプラントを入れた後に放射線治療を受ける場合、放射線によってインプラントが破れることはありませんが、皮膚の表面が焼けて硬くなりますので、皮膚が伸びにくくなったり穴が開いたりするリスクは高くなります。もしそうなってしまった場合は、自家組織での再建に切り替えることもあります。(岩平医師)

◆放射線治療では通常、リンパ節転移が4カ所以上ある場合は胸壁に放射線を照射するため、その部分は傷の治りが悪い、皮膚や皮下脂肪が固くなり伸びにくい、血管が固くなってつなぎにくいなどの報告がなされています。しかし1年以上経過すればその影響も小さくなってくることが多く、その場合は手術も可能だと考えます。(佐武医師)

◆自家組織を使った再建であればまったく問題はありません。放射線照射でダメージを受けた部分の皮膚を切除して、そこに腹部の皮膚を移植して置き換えればよいからです。ただし、胸の皮膚がパッチワーク状になることは避けられません。
そうした方法を希望しない場合、皮膚のダメージの状況にもよりますが、ティッシュ・エキスパンダーを挿入して胸の皮膚を膨らませ、あとでインプラントに入れ替える方法をとることも、実は6~7割くらいの方が可能です。残りの3~4割は合併症が起きるリスクが高く、エキスパンダーとインプラントの使用による再建お勧めできません。
ただ放射線照射で皮膚が硬化し、エキスパンダーの使用は無理と思われる場合でも、ホホバオイルなど保湿性の高いクリームを1年間ほど塗布し続けることで組織が柔らかくなることもあります。しばらく塗布を続けてみて、やわらかくなる可能性が高いようなら、様子を観察しながらエキスパンダー使用の可否を判断します。いずれにしても、放射線を当てたためにインプラントでの再建がまったく不可能になるということはありません。(高柳医師) 

このサイトのコンテンツについて

このサイトは、医療に関するコンテンツを掲載しています。乳がんや乳房再建手術に関する各種情報や患者さん・医療関係者の談話なども含まれていますが、その内容がすべての方にあてはまるというわけではありません。治療や手術の方針・方法などについては、主治医と十分に相談をしてください。

最終更新日:2014.08.06.

E-BeCサブメニュー

  • 乳房再建手術をわかりやすく解説『乳房再建Hand Book』
  • 各地へじかに情報をお届けします 乳房再建全国キャラバン
  • 乳がんに際して知っておきたい役立ち情報
  • 乳房再建に関するアンケート調査報告書
  • アラーキーが撮影写真集『いのちの乳房』
  • E−BeCスタッフブログ

Facebookページ

Share

SHARE日本語部門公式サイト

SimplyPure

SimplyPure | 乳がん経験者のフォトサービス

写真絵本てくてくま

写真絵本てくてくま